産後の1カ月健診で経過が順調であることが確認できれば、性行為をおこなうことができます。
経腟分娩で出産した場合は会陰部に痛みを感じなければ、産後4~6週ごろから性行為を再開できます。
しかし、女性の体が回復していても、子育てが始まると疲労や寝不足などで、性行為を受け入れられないこともありますが、それはごく自然な感情です。妊娠中と同じように、性欲には個人差、男女差があることをお互いに理解して、まずは自分たちにとって心地よいコミュニケーションの方法を話し合いましょう。
月経が再開したら、次の妊娠ができる状態に戻っているサインです。母乳のみで授乳を続けている場合には、産後1年ほど月経が再開しない女性もいますが、月経の再開には個人差があり、産後2~3カ月で月経が再開するケースもあります。
排卵は月経の前に起こるため、月経を見ないまま妊娠する方もいます。お母さんの体は産後6カ月以上経過すると、体の機能はほぼ通常のレベルに戻るため、月経が再開していないとしても妊娠可能な状態に回復しています。
予期せぬ妊娠を防ぐために、避妊を怠らないようにしましょう。
WHO(世界保健機関)ガイドラインには「次回妊娠するまでの期間が18カ月以下の場合は、新生児死亡率や乳児死亡率、低出生体重児、胎児発育遅延、早産の危険性が有意に高くなる。特に、6カ月以下の場合は妊産婦死亡率のリスクも高くなる」とあり、次の妊娠まで、少なくとも24カ月、流産後は6カ月あけることを推奨しています。
日本では、出産年齢が高年齢化していることから、次の妊娠を急ぐ夫婦も少なくありません。しかし、お母さんの身体機能さえ回復すれば妊娠して良いというわけではありません。体力や精神的な負担、子育てそのものの負担、生まれた赤ちゃんへの影響など、いろいろな視点をふまえて、次の妊娠までどのくらいの期間をあけるか、夫婦できちんと話し合い、自分たちに合った家族計画をしましょう。
また、帝王切開術で産んだ方は、次の妊娠で子宮破裂や胎盤が癒着してしまうことなどのリスクもありますので、次の妊娠を考えている方はかかりつけの産婦人科医に相談すると良いでしょう。 産後は妊娠しやすいと聞いたことがある方もいるかもしれませんが、産後は授乳をすることによりプロラクチンというホルモンが増えています。
そして、このプロラクチンは、排卵を抑える役割をしており、出産してすぐの時期は妊娠しづらい状態です。しかし、母乳育児をしていても月経が来る時期は早い方もいれば卒乳・断乳後に来る方もいるので、個人差があります。
そのため、妊娠しやすいかどうかは、お母さんの体や生殖機能の回復、母乳育児をしているかどうかなど個人差が大きいです。
夫婦共に年齢を重ねると、妊娠をしづらいこともあります。
そのため、夫婦で今後の家族計画について話し合い、必要な場合は避妊などをおこないましょう。
次の妊娠がなかなかできない場合は、産婦人科や不妊治療の専門医へ相談しましょう。


