人工乳は栄養素とカロリー、ビタミンがバランスよく配合されており、鉄が補充されたものと補充されていないものがあります。
人工乳哺育の赤ちゃんには、鉄欠乏性貧血を防ぐために、鉄分を強化した人工乳を与えることが推奨されています。
また、人工乳はフッ素濃度調整水を使用して作ることが推奨されています。フッ素濃度調整水が使用できない地域の場合や、フッ素を含まない希釈済み液状の人工乳の場合は、生後6カ月以降に経口フッ素滴下剤(0.25mg/日)を与えることが推奨されています。
さらに、人工乳が熱すぎると赤ちゃんが重度の熱傷(やけど)を負う可能性があるため、哺乳びんを静かに振って中の温度を均一にしてから、親は自分の手首の内側の皮膚の敏感な部分に数滴垂らし、温度を確かめることが大切です。
出産されるお母さんの中には、もともと何かの治療を受けておられたり、体調や環境が整わなかったりして、そのために母乳育児を選択されない、もしくはできなかった方もいらっしゃいますね。ご自身がされた選択であっても、不安に感じたり、残念に思われたりすることもあるかもしれません。
でも、大切なことは、お母さんとご家族が赤ちゃんを大切に思って、いろいろ考え相談して、その結果にたどり着いたということです。
母乳を飲ませる時間と同様に、粉ミルクを飲ませるときにも、赤ちゃんに話しかけたり、笑いかけたりしていると気持ちがなごむと思います。 人工乳はママ以外の人でも授乳できるのがメリットの一つです。
パパや、ばあば・じいじも楽しくかかわれます。母乳の量が少ないときのほか、ママが病気のときや、保育園に預けるときなどにも使えます。
栄養面も、母乳に近づくよう改良されています。
ご家族の方にも分担してもらって、授乳時は必ず抱っこして、赤ちゃんに声をかけながらみんなで子育てしていきましょう。


