20.感染症等による妊娠中のトラブル

b.妊娠中のトラブル

妊娠中は免疫力の低下やホルモンバランスの変化で感染症にかかりやすくなります。

感染症は母体の健康を損なうだけではなく、「母子感染」によって赤ちゃんにうつる恐れがあるため注意が必要です。 母子感染とは、ウイルスや細菌などの微生物が、母体から赤ちゃんへ移行して感染することを指します。

母子感染の経路は感染症の種類によって異なりますが、主に以下の3つのパターンがあります。

– 胎内感染:赤ちゃんがお腹の中にいるときに感染する

– 産道感染:分娩が始まり、赤ちゃんが産道を通って出てくるときに感染する

– 母乳感染:授乳中に母乳を飲むことで感染する 妊婦健診で調べる母子感染に注意したい感染症として、風疹、B型肝炎、C型肝炎、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ヒトT細胞白血病ウイルス-1型 (HTLV-1)、梅毒、B群溶血性レンサ球菌(GBS)感染症、性器クラミジア感染症などがあります。

妊娠中は免疫力が低下するため、風邪にかかりやすくなります。風邪をひいてしまった場合、まずは慌てず、体を温かくして安静にしましょう。

消化によい食事をとって、こまめに水分補給をしましょう。風邪薬は、自己判断で飲むのは避けてください。必ず医師・薬剤師の指示に従いましょう。 風邪自体が、赤ちゃんへ影響を及ぼすのは稀です。

しかし、妊娠初期に風邪薬を飲んだ場合と、高熱が続く場合は、影響が出る場合もあります。 早期発見・治療により、母子感染や将来的な発症を予防できるので、妊婦健診で受けられる検査は必ず受けてください。

それ以外の感染症についても理解を深め、日頃から手洗いやうがいなどの感染予防に努めましょう。

ママと生まれてくる赤ちゃんの命を守るために大切なことなので、日常生活での注意点を守りながら、出産までの日々を過ごしてくださいね。

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