会陰切開とは、膣から肛門の間の皮膚(会陰)を医療用ハサミで3cmくらい切り広げる処置のことをいいます。
初産婦は全て会陰切開をするという方針の病院もありますが、分娩の状況によって必要なときに医師が判断するのが一般的です。
会陰切開は、お産中に会陰の伸びがたりないため赤ちゃんが出られず、①ママや赤ちゃんの体への負担が大きくなる、②会陰が深く裂けて傷が大きくなる、これらを防ぐための処置です。
また、分娩中赤ちゃんが苦しい状態になり、一刻も早く分娩を終えた方が良い時も医師の判断で会陰切開をします。
事前に会陰切開する可能性を知ることは難しく、分娩の進行状況によって、医師が必要と判断した場合に行われます。
会陰切開後、分娩が終わったら切開した部分の縫合を行います。
抜糸は出産から5日程度で行う場合が多いですが、最近では溶ける糸を使用しているため抜糸が必要ない病院も増えてきています。 また会陰切開後は傷口から感染のリスクがあります。
分娩後は悪露などで会陰部の清潔を保つことが難しいです。パッドなどはこまめに交換し、会陰部の清潔を保つようにしましょう。
分娩中に痛みが強い場合には、麻酔を使用することができます。
硬膜外麻酔による無痛分娩は陣痛の痛みを和らげるのに有効な方法です。
無痛分娩で使う鎮痛剤は、硬膜外麻酔(こうまくがいますい)鎮痛薬を使う場合が多いです。
痛みに合わせて麻酔薬の量を調整することが可能であり、分娩中の苦痛を強力に和らげることができます。
不安があれば、医療従事者に相談しておきましょう。


