糖尿病は血液中の糖分が多くなる病気です。
血液検査で血糖値やヘモグロビンA1cの値(過去2〜3ヶ月の平均血糖値)を確認し、基準を満たせば糖尿病の診断となります。また、血糖値が高くなくても、過去の検査結果や糖尿病網膜症など、糖尿病の兆候を示すものがあれば診断が可能です。これまでの病歴や、喉の渇きや頻尿、原因不明の体重減少などの症状や、遺伝が関係することから糖尿病の家族歴を確認されることもあります。

糖尿病と診断された場合、次に1型糖尿病か2型糖尿病かを診断します。

1型糖尿病は自己免疫疾患で、体がインスリンを分泌する膵臓の細胞を攻撃します。2型糖尿病は、遺伝的要因と生活習慣の組み合わせによって引き起こされ、太り過ぎや肥満のある高齢者に多くみられます。 糖尿病の種類を診断するために、インスリンの分泌量を測定する検査や、血液中の自己抗体を調べる検査が行われることがあります。検査結果が出るまでに数日かかることがあり、場合によっては、1型糖尿病なのか2型糖尿病なのかがはっきりしないことがあります。


以上から糖尿病の診断には、病歴、血糖値やヘモグロビンA1cの値、その他の糖尿病の兆候の有無の確認が必要です。糖尿病の種類の特定には時間がかかることもありますが、診断をつけることは糖尿病の管理や合併症を予防するために重要です。
妊娠糖尿病・妊娠学会 編集 「妊婦の糖代謝異常診療・管理マニュアル第3版」MEDICAL VIEWより転載一部改変


