A27.妊娠糖尿病/妊娠中の管理 /
持続グルコース測定(CGM)とは何ですか?
どのようなときに必要ですか

b.妊娠中のトラブル

持続グルコース測定(CGM)は、皮下間質液中のグルコース濃度を連続的に検出する方法です。CGMは糖代謝異常を合併した妊娠さんにおいて、血糖コントロールを改善し、周産期合併症のリスクを低減することが報告されています。目標血糖コントロールが達成されていない患者さん、低血糖を経験している患者さん、血糖変動が不安定な患者さんは、CGMについて医師と相談し、最適な方法を考えていきましょう。

糖代謝異常のある妊娠さんでは、母体や乳児の合併症を予防するために厳格な血糖コントロールが重要となります。母体の血糖コントロールの指標として、HbA1cとグリコアルブミン(GA)が用いられています。SMBGは妊娠中の日々の血糖コントロールの評価に重要ですが、測定時の血糖値しか評価できないため、食後血糖のピークや夜間の低血糖を正確に評価することが困難とされています。

CGMは、血糖値の変動を評価することができ、インスリンの調整や食事指導に役立てることができます。CGMは、病院の医療従事者が過去のデータを用いて血糖管理を行うレトロスペクティブCGMと、患者がリアルタイムの血糖値や血糖値の推移を用いて自己管理を行うリアルタイムCGM(rtCGM)の2種類が存在します。rtCGMは低血糖・高血糖のアラート機能を備えており、重篤な低血糖を回避しながら母体の血糖コントロールをより向上させることができます。

 

 

妊娠糖尿病・妊娠学会 編集 「妊婦の糖代謝異常診療・管理マニュアル第3版」MEDICAL VIEWより転載一部改変

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