A41.妊娠糖尿病/妊娠中の管理 /
糖尿病合併妊娠、妊娠糖尿病の女性の妊婦健診での注意点は?

b.妊娠中のトラブル

糖尿病合併妊娠・妊娠糖尿病をもつ方の検診は、妊娠・出産管理、お母さん・赤ちゃんの合併症の発見・予防、評価のために重要です。

糖尿病専門医と連携し、インスリン投与を中心とした厳格な血糖コントロールのもとで妊娠・出産を管理することが重要です。
検診の頻度は合併症や妊娠管理の経過に応じて主治医と相談しましょう。

産科の妊婦健診では、お母さんや赤ちゃんの合併症の有無、成長や形態を確認していき、内科の検診ではそれらに応じて血糖管理を含めた食事運動薬物療法を指導していきます。
糖尿病を有する妊婦の重症形態異常の合併率は非糖尿病群より高いので、胎児の形態異常の確認は極めて重要です。
また、肩甲難産や腕神経叢を避けるためにも、胎児の成長のチェックは欠かせません。

糖尿病合併妊娠のある妊婦は、高血圧、蛋白尿、切迫早産、羊水の過不足に注意する必要があります。
糖尿病性腎症には、血糖コントロールと血圧コントロールが必要です。ヒドララジン、メチルドパの使用が必要です。カルシウム拮抗薬の使用は、妊娠20週以降に許可されます。
糖尿病性網膜症については、光凝固を行いながら妊娠を継続するか、妊娠を中止するか、患者さんと配偶者が眼科医と慎重に相談する必要があります。詳しいリスクや管理方法、目標は、十分に主治医と相談しましょう。

日本糖尿病・妊娠学会 編集 「妊婦の糖代謝異常診療・管理マニュアル第3版」 MEDICAL VIEWより転載 一部改変

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