産後は、お母さんと赤ちゃんのために栄養を補給するために、健康的な食生活を続けることが大切です。産後の栄養所要量は、血糖値の状態や母乳による育児の有無などに基づいて決定する必要があります。
内科の先生と相談して、母乳育児や育児などの生活状況、家族やパートナーのサポートなどを考慮し、どのようにすれば食事療法を継続できるか相談することが大切です。
産褥期において栄養所要量を考える上で、一般的に出産後にはインスリンの必要量は急速に減少します。
その為、産後6~12週目にブドウ糖負荷試験を行い、耐糖能の再評価を行い、糖代謝異常が残っている場合は、糖尿病食を摂取しているのと同じように治療します。妊娠糖尿病の既往のある女性に限らず、糖代謝異常の既往のある患者は、次の妊娠、母乳分泌、母親の体重管理など様々な要因を考慮する必要があり、栄養所要量は、次の妊娠、母乳分泌、母体の体重管理など様々な要因を考慮して決定する必要があります。
産褥期の栄養所要量について、摂取エネルギー量は、母乳育児の有無、母乳量、肥満の程度(BMI>25kg/m2)により異なります。授乳中の母親は、母乳自体のエネルギー量を補うために、より多くのエネルギーを摂取する必要があります。しかし、正確には日本人女性の授乳期に関する信頼できるデータが乏しく、そのため、患者さんの一人一人の状態に応じて、個別に柔軟に対応することが必要です。日本人の食事摂取基準に基づいて総エネルギー摂取量を設定する場合、身体活動レベルが用いられます。


活動レベルは3つに分類されます。「I.低い」「II. 低い」、「III. 普通 」の3つに分類されます。 産後は、間食の習慣がないように注意が必要です。
その他、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素は、「日本人の食事摂取基準」に従って追加し、高血圧、脂質異常症などの併存疾患がある場合は、疾患に応じた食事療法を行う必要があります。1日の食事摂取量を評価するためには、摂取した食事の内容を把握することが必要です。母子ともに十分な栄養が摂取できているか、食事内容を評価する必要があります。
日本糖尿病・妊娠学会 編集 「妊婦の糖代謝異常診療・管理マニュアル第3版」 MEDICAL VIEWより転載 一部改変


