妊娠中の食事療法について
1日のエネルギー必要量 1日に必要なエネルギー量は、患者さんの体重と週数に基づいて計算されます。 妊娠糖尿病ガイドラインより妊娠中は次のエネルギー量摂取が推奨されます.
非妊娠時BMI<25の時
妊娠初期 標準体重×30+50kcal
妊娠中期 標準体重×30+250kcal
妊娠後期 標準体重×30+450kcal
非妊娠時BMI≧25の時
妊娠初期 標準体重×30
妊娠中期 標準体重×30
妊娠後期 標準体重×30
様々な食品に含まれる炭水化物、タンパク質、脂質の量を示す「食品交換表」に基づいて献立を作成する必要があります。
栄養指導の手順
栄養指導は、妊娠糖尿病と診断された時、または妊娠後最初の診察時に実施します。 妊婦さんには3日間の食事記録を記入いただき、これをもとに食生活を評価し、栄養士とともに指導を行います。
単位、栄養素の分布
炭水化物は総エネルギーの50~60%、タンパク質は20%以下、脂肪は残りの部分を占めることが望ましいです。 栄養交換表では80kcalを1単位として計算します。
推奨単位は、栄養素のバランスが良くなるように、異なる食品群に分配する必要があります。 妊娠中の食事では1回の食事で摂取する炭水化物の量を減らすために、食事を分けることが推奨されています。

具体的な方法としては、減らした分を食間に1単位ずつ摂取する方法があります。果物や乳製品は食間に摂取するようにしましょう。 献立の立て方 食品交換表の表1~表6のそれぞれから、表示単位分の食品を選びます。
各食事の主食、果物、牛乳・乳製品を決め、副菜と組み合わせて献立を作ります。 妊娠糖尿病は、健康的な食事と良好な栄養状態により、効果的に管理することができます。 ここで紹介したガイドラインに従うことで、妊娠糖尿病の妊婦さんは血糖値をコントロールし、合併症を予防することができます。

妊娠糖尿病・妊娠学会 編集 「妊婦の糖代謝異常診療・管理マニュアル第3版」MEDICAL VIEWより転載一部改変


